この記事はこんな方へ向けて書いています。

ゼネコンで働いているんだけど、とにかく残業がしんどい。



ゼネコンで残業を減らす方法はあるのかな?
この記事を読むとこんなことが分かります。
- ゼネコンの残業を減らすための具体的な施策
- ゼネコンの残業を減らすための思考法
この記事を書いた私はこんな人



ゼネコンで現場の中心として、働きながら2022年の1年間を通して残業時間45時間以下を達成!!2023年も継続中です。
結論から言うと、ゼネコンの残業を減らす具体的な施策・思考法12選はこちら
- 付き合い残業をしない
- 専門工事業者を信頼する
- 責任を背負う必要はない
- 仕事の本質を理解する
- 明日できる仕事は明日やる
- 専門工事業者と業者の板挟みという構図を理解する
- プライドは要らない
- 早く帰る目的を持つ
- 専門工事業者の味方であれ
- 数年しか同じメンバーで仕事をしない
- ストレス発散でお金を使うな
- 現場によって状況が違うことを理解する
これから施策や思考法を解説していきますが、ゼネコンが無理だと感じたら、転職も視野に入れてはどうでしょうか?


それぞれについて解説していきます。
付き合い残業をしない
上司よりも先に帰りずらいと思っている人も多いのではないでしょうか?
本当は今日のノルマを達成しているのにも関わらず、上司が残業しているからという理由で自分も付き合いで残業してしまうことは絶対に辞めてください。
日ごろから上司との関係を良好に保ち、ちゃんと自分の仕事が終わっていることが上司に伝われば、先に帰ることに対して、不快感を持つ上司は少ないはず。
あとは、どうしても定時で帰りたい日なんかは、前々からアナウンスしておくことが効果的です。
専門工事業者を信頼する
ゼネコンが残業が多くなる原因のひとつに現場でやることが多すぎることにあります。日中は現場に出て、墨出し、測量、細かい箇所の指示、安全管理、、、。挙げだしたらキリがありませんよね。
その仕事は本当にあなたが手を動かして、やるべき仕事なんでしょうか?職人さんが安全に仕事をやっているかどうかを確認することは大事なことです。そのほかのことで、専門工事業者にやってもらえることは、やってもらいましょう。
やってもらって、それを確認する。実際に手を動かすことをやってもらって、確認作業だけをやるんです。
あなたがずっと現場に張り付いている必要はありません。要所要所、大事な箇所を見極めて、現場にいる時間を短くしましょう。
責任を背負う必要はない
まだ役職がついてないうちは、あなたがすべての責任を背負う必要はありません。
ミスや間違いが発覚した段階で、すぐに報告をするんです。上司への報告が遅くなることで、防ぐことができた負の連鎖を断ち切ることが難しくなってしまう可能性があります。
現状をしっかり整理し、自分の中での打開策をある程度まとめたら、すぐに報告しましょう。この時に重要なのが、完璧な状態まで持っていく必要がないということ。
上司も単純に年齢を重ねているだけではないんで、どういう対応をすればよいか何個か候補はすぐに出してくれるはずです。
報告するまでの資料作りに時間をかけすぎる必要はないんです。
悩むくらいだったら、さっさと報告してしまいましょう。
仕事の本質を理解する
上司や先輩から仕事を依頼されることが多々あると思います。その時に、何のために必要な仕事なのかを理解したうえで、引き受けていますか?
何のための仕事のなのか、誰のどんな依頼を叶えるための資料を作成しないといけないのか、発注者に出す書類か、所長に出す書類か、専門工事業者が求めている書類か、必要とされる情報やクオリティーが全く変わってきます。
最初に聞きそびれたなら、2~3割進めた段階で、「こんな方針で進めていこうと思っているんですが、あってますか?」と確認しましょう。
作り込んでからでは、遅すぎますし、間違っていた時の時間がもったいなさすぎます。
明日できる仕事は明日やる
今日やるべき、仕事をリストアップして、ToDoリストを作成して仕事をこなしている人もいるかと思います。
では、そのToDoリストが定時内で終わったらどうしますか?恐らく、明日以降にやるべき仕事に手を付けて、残業を開始することでしょう。
優先度が高い仕事を前もって手を付けておくことはめちゃくちゃ大事だと思います。その仕事にどれくらいの時間が必要なのか、見切りをつけることにも繋がりますしね。
ただ、残業を減らすという観点からだと、辞めたほうが良いのは明確です。
明日で良い仕事は明日やれば良いんです。今日のノルマを達成したら、さっさと帰って、明日に備えて、明日の朝からやれば良いんです。
専門工事業者と上司の板挟みという構図を理解する
ゼネコンで現場監督をやっていようが、結局のところ、サラリーマンなんです。
どのポジションになっても上と下の板挟みになっています。
作業所長は、現場と支店や本社の板挟み。
次席は、作業所長と部下との板挟み。みたいな感じですかね。
そんな中で若手は、専門工事業者と上司との間で板挟みになることが良くあります。
でもこれは、ゼネコンに限った話ではありません。
どこかの企業に勤めれば、上と下の板挟みになることなんて、良くあることです。
両社の良いとこどりをして、落としどころを決めるのが仕事くらいに割り切っちゃってください。
プライドは要らない
「プライドだけじゃ飯は食っていけない」昔、ある職長から言われた言葉です。
経験工学と言われるこの業界において、プライドほど成長の邪魔になるものはないでしょう。
各所にいろんな専門家がいるのにも関わらず、プライドが高いがために助言を請うことができない人をたくさん見てきました。
本当に時間の無駄だと思います。
餅は餅屋。得意な人に教えてもらって、あたかも自分の知識かのように振舞えばよいんです。
いらないプライドを捨てて、その道のスペシャリストから、どんどん知識を吸収しましょう。
早く帰る目的を持つ
帰宅をしたら何をするのか?どんな楽しみが待っているのか?早く帰る目的を持ってください。
家に帰って、お酒を飲む。おいしいご飯を食べに行く。好きなゲームをする。子どもと遊ぶ、、、。
何でも良いんです。自分が早く帰るモチベーションに繋がることを見つけてください。



私の場合は、子どもが寝る前に帰ることを早く帰る目的にしています。
専門工事業者の味方であれ
先に専門工事業者と上司の板挟みという構図であることを述べました。
ここで、あなたは悩むと思います。どっちの言うことを聞けばよいんだろうかと。
両社の立場が違うので、意見が衝突することは仕方のない事です。
この時に、上司の言うことだけ聞いて、それを専門工事業者に押し付けていては、あなたの存在価値が無くなってしまいます。
専門工事業者と現場で打ち合わせたことを上司にぶつけるんです。
現場の最前線にいるんだから、一番、現場のことを分かっているはずです。
もし、意見が通らなくても、その行動を続けていれば、専門工事業者は、あの人は上司と戦ってくれている!と、評価してくれ、あなたが困ったときにきっと助けてくれます。
数年しか同じメンバーで仕事をしない
ゼネコンの良いところとして、全く同じメンバーで工事をすることは二度とないということです。(人によっては悪いところに感じるかも)
若手の場合には数年で色んな現場に異動になり、経験を積んでいくことが多いと思います。
どんなに嫌な上司でも、数年しか、一緒の現場をやらないんです。
その嫌な上司のために無理に残業して、体を酷使する必要なんてありません。
数年しか一緒じゃないんだから、気楽にいきましょう!
ストレス発散でお金を使うな
残業を減らすことと何か関係があるの?って思うかもしれませんが、ゼネコンで働く人は残業が多い分、給料が高いのは事実です。
そして、日ごろ、お金を使う機会がないので、休みの日に一気にお金を使う人が多い傾向にあります。
お金を使うと、また残業をして、お金を稼ぐ必要が出てきます。
日ごろからお金を使わない癖をつけておくと、お金がないから、残業をしようなんて発想にはならないんですね。
過去に高級腕時計がいらない理由を解説していますので、併せて読んでみてください。


現場によって状況が違うことを理解する
ゼネコンで施工管理をやっていると、その会社ではなく、その現場に就職したって思うくらい現場によって雰囲気が違います。
雰囲気が良い現場もあれば、悪い現場もあるのが事実です。
作業所長の力量一つで全然変わってきますからね。
同期と話してみてください。人によって感じ方が異なるかもしれませんが、びっくりするくらい違いますよ。笑
現場の規模や従事している人が現場によって全く違うので、仕方ない部分があると思います。
しかし、その現場の状況にイチイチ流されていては、いけません。
自分はやることやって、早く帰るんだと決めたら、どんな現場でも貫いてください。
まとめ
2024年度から働き方改革が建設業にも適用されます。現状のままでは、残業時間をクリアするのは、難しいと感じている人が大多数だと思います。いろんなツールを導入することは重要かもしれませんが、結局は、一人一人がどれだけ意識して行動する角思います。そのちょっとした行動の積み重ねで達成できるはずなんです。私でも1年以上、継続できているんですからね!
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